認知症になった専門医が日本人に伝えるために書かれた本についてご紹介させていただきます。
この本を読むと認知症になった方がどんなことを思っているのかどんなことを伝えたいのかっていうのがほんとによくわかります。
著者は長谷川和夫先生です
介護の仕事や、介護について勉強された方など、
長谷川先生の
お名前をもしかしたら聞いたことあるんじゃないかなと思います。
そして
認知症診断の物差しとなる
長谷川式スケール(長谷川式簡易知能評価スケール)
と言うものを聞いたことがあるのではないかなあと思います。
この長谷川式スケールと言うものを公表されたのが
長谷川和夫先生です
2004年に
「痴呆」「認知症」に
パーソンセンタードケアと言うのを聞いたことがあるんじゃないでしょうかその人の中心のケアと言うことなんですけれどもこれを普及された普及したのも長谷川先生です
要望を変更した検討委員会中のお一人です。
また
そんな認知症医療の権威である長谷川先生。
ご自身が認知症になったことで
わかったこと
伝えたいこと
がありこの本を書かれたそうです。
はじめに先生がおっしゃっていたのは
認知症最大の危険因子は加齢であると。
世界の中でも長寿を誇り
人生100年時代と言われている日本はもはや
誰もが認知症になる可能性がある
とおっしゃっています。
認知症は誰もが向き合うものであり
むやみに怖がる必要はないんだよ
ということを伝えるために、自身が認知症である事を公表しました。
認証になったからといって
1日のうちに、調子がいい時、悪い時があるが
周囲が思うほど自分自身は変わっていない
そもそも認知症になったからといって
突然、人が変わるわけではない
とおっしゃっています
一度なってしまったらおしまいとか
何もわからない人になってしまった
などと思わないで欲しい。
何千人もの患者さんを見てきた専門医である長谷川先生が
認知症に実際になって今何を思ってどう感じているのか?など当事者となってわかったことを伝えるために書かれています。
全7章あります。
第1章 認知症になったボク
第2章 認知症とは何か
第3章 認知症になってわかったこと
第4章 長谷川式スケール開発秘話
第5章 認知症の歴史
第6章 社会は医療は何ができるか
この一冊で、認知症について学ぶ事が多くあると思っています。認知症医療の権威がありのままを伝えたいという想いをみなさんにも受け取って欲しいです。
第1章は以下のテーマに分けられています。
確かさが揺らぐ
自ら公表
ショックだったか
公表した理由
晩節期の認知症
反省した事
各テーマをまとめると
人生100年時代になり、高齢になれば誰でも認知症になる可能性がある。
認知症になった自分をなありのまま伝えていく必要がある。
少なからずショックではあったが、仕方ないと思えた。
認知症について正しい知識を持って理解してくれる人が周囲にいると、勇気づけられる。
80歳代に現れやすいく、進行が遅い。物忘れや怒りっぽくなる認知症…嗜銀顆粒性認知症というものがある。
いろんな人とのコミュニケーションがリハビリになった。
不便な事はあるが、周囲のサポートがあれば以前と然程変わらない生活ができる。
今までできていたはずの配慮にかけた発言をしてしまったが、自分でも気付いていない。
となるかと思います。
次回はもう少し深く触れて行きたいと思います。
待ちきれない方や、しっかり読みたいという方は是非、購入して読んでいただきたいです。
普段私は本を買うのにそこそこ検討します。本って安いとはいえないですからね。
そんな私でも、購入を即決しました。
なぜかというと、何度も繰り返してますが、認知症医療の権威である先生が、実際に認知症になり、医師の目線から、ありのままを伝えてくれる本は、他にないなあと思ったからなんです。
本から学んだ事を
認知症サポーター養成講座
介護福祉士講座
友人・知人との会話のなか
などで、一人でも多くの人に伝え、認知症の理解者を町中、日本中に広げたい。
それが私の想いです。
是非、みなさんにもお手伝いいただきたいです。
この本でなくてもいいです。自分が読んでみたいと思える認知症関連の本でもいいです。私のブログでも、もちろん他の方のブログでもいいです。
ほんの少しのあなたの行動が、日本中の人が認知症に理解がある国につながる。
私はそう信じています。
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